コラーゲンとエラスチンの量が減少すると表皮からはハリや弾力が失われてしますが、その原因となっているのが紫外線で肌に与えるダメージ「光老化」です。 腕や足とは違って常に外に出ている顔は光が当たりしわも現れやすい場所。 紫外線によってコラーゲンやエラスチンがダメージを受け破壊されてしまうことで、弾力やハリを欠いた真皮層は表皮を支え切れなくなり、たるんだ肌にしわが寄ってしまいます。

しわと紫外線の関係

紫外線画像
しわは皮膚の老化の象徴です。
肌の奥深くに存在し、保水能力を担っているコラーゲンや弾力線維のエラスチンが減少したり劣化したりすると、表皮からも潤いが消え、ハリや弾力を失うことに……。

肌の老化を引き起こす原因はさまざまですが、中でも大きな要因となっているのが紫外線です。
紫外線によって引き起こるのは肌が黒くなる日焼けだけではありません。
光による老化、「光老化」が発生するのも問題点。

衣服で隠れていることの多い腕や足とは違い、常に外に出ていて日光を浴び続けている顔はしわも現れやすくなっています。

健康な皮膚の真皮層ではしっかりと構成されたコラーゲンにエラスチンが絡みつき表皮をしっかり支えています。
しかし紫外線はこのコラーゲンやエラスチンにダメージを与えて破壊してしまうため、弾力やハリを欠いた真皮層は表皮を支え切れなくなって、たるみを生み、しわが寄ってしまうというわけです。

新陳代謝が活発な子供の場合は、例え日焼けをしたとしても紫外線で破壊されたコラーゲンやエラスチンは次々に体内で生成され、顔にもしわが寄ることはありません。
一方、歳を重ねた肌は子供の肌のほどコラーゲンの生産能力が高くないため、紫外線のダメージを回復しきれずにだんだんとしわが刻まれていってしまいます。

しわの予防になる紫外線対策

室内であっても油断はできない紫外線。部屋の中でも紫外線に含まれている「生活紫外線」A波は窓のガラスやレースのカーテンを通り抜けて注いでいます。

会社勤めしている人なら家から駅までの通勤、電車の中、窓が大きなオフォスなど。
主婦であれば洗濯物を干すときや取り込むとき、庭の手入れなのときにしわ対策として紫外線に注意してください。
紫外線はあらゆるところに降り注いでいます。
室内であっても油断はできません。
部屋の中だから大丈夫だと思っていても、実は紫外線に含まれている「生活紫外線」のA波は窓のガラスやレースのカーテンを通り抜け、気づかないうちに私たちの肌にダメージを与え続けています。

窓辺に机やベッドを置いていませんか?
遮光カーテンなどを使っていないと作業している間も寝ている間も紫外線のダメージにさらされ続けることになりますよ!

紫外線の強い季節に外出するときはさらに注意しなければなりません。
ちょっと外に出るだけなら日焼け止めクリームをいちいち塗らない人もいるかもしれませんが、紫外線はほんの数分で肌のコラーゲンを破壊してしまう能力を持っています。

何気ない日常の中にも紫外線はあふれています。
会社勤めしている人は、家から駅までの通勤、電車の中、窓が大きなオフォスなどでの紫外線に気をつけてください。
主婦が注意したいのは空を仰ぐ動作の多い洗濯物を干すときと取り込むとき。
庭の手入れには帽子やサンバイザー、手袋をつけ、しっかり紫外線ブロックしたいところです。

――紫外線は注意さえしていれば日焼け止めクリーム、日傘、帽子、手袋などの紫外線対策グッズで十分防ぐことができます。
紫外線を浴びたくないからと外出しないのは不健康だしストレスがたまって美容にも良くありません。
ちょっと外に出るだけだからと紫外線対策グッズを使わないことが肌にとっては一番のリスク。
紫外線対策をしっかりしとして外出するなどアクティブに過ごしましょう。

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